ニュース

ニュース詳細ニュース一覧

おおいたアーバンクラシック レースレビュー

J:COM presents OITAサイクルフェス!!!2019

レース名:おおいたアーバンクラシック (UCI 1.2)
開催地・コース:大分県大分市 大分スポーツ公園周辺コース(11.6km/周)
距離 150.8km(13周回)


■トレンガヌ・INC.・TSG・サイクリング・チームがワン・ツーフィニッシュ!椿大志が健闘の5位

「OITAサイクルフェス!!!2019」2日目は、UCI公認ロードレース「おおいたアーバンクラシック」。ラグビー・ワールドカップの会場にもなる昭和電工ドームのある大分スポーツ公園をスタート/フィニッシュとし、「パークプレイス大分」など周辺の住宅地の中を駆け抜ける1周11.6kmの周回コースを13周、計150.8kmのレースが行われた。

今年は昭和電工ドームの周囲をぐるっと周る設定に改められ、その分1周の距離が1.6km伸びた。アップダウンとコーナーが繰り返されるコースの中にあって、数少ない平坦路が続く部分となる。

当日の天気は雲が多めながらも晴れ。大分市の最高気温は32.7℃と、前日より1℃ほど低いが、それでも体感的な暑さはあまり変わらない1日。台風接近の影響もあってか、午後にかけて風が徐々に強まる中でのレースとなった。

午前9時にスタートしたレースは、直後から先行抜け出しを図る選手やチームが動き、集団が縦に長く引き延ばされる時間が続く。2周目にはザッカリア・アクロン・ハキーム(マレーシア、チーム・サプラ、サイクリング)、イーヴァン・バートニク(カナダ、エックススピード・ユナイテッド・コンチネンタル)、クリスティン・ジェイソン(ニュージーランド・愛三工業レーシングチーム)の3人が10秒前後の差をつけて先行するが、3周目に入るまでに後続集団に吸収される。

その直後、昭和電工ドーム周辺に入ったところで数名が飛び出し、それに同調した選手が続いて20名の先頭集団が形成される。後方集団は追走の動きがまとまらず、あっという間に30秒まで差が開き、その後1分まで開く。

先頭集団には、前日の「おおいた いこいの道クリテリウム」を制した今村駿介(日本、チームブリヂストンサイクリング)、同2位の椿大志(キナンサイクリングチーム)、今年のツアー・オブ・ジャパン総合5位のドリュー・モレ(オーストラリア、トレンガヌ・INC.ISG・サイクリング・チーム)、イーヴァン・バートニク(エックススピード・ユナイテッド・コンチネンタル)らが入った。強力なメンバーが揃ったことに加え、チームブリヂストンサイクリング以外が後方集団のペースアップに協力しないことから、レース中盤までに3分20秒の差が開く。

7周目、香港チャンピオンのチェン・キンロー(香港、HKSIプロ・サイクリングチームプロ・サイクリング・チーム)が単独追走を開始。これに中島康晴(日本、キナンサイクリングチーム)、阿部嵩之(日本、宇都宮ブリッツェン)の2人が合流して3人の追走集団を形成する。レース終盤、追走する3人は先頭集団との差を1分以内まで縮めるものの、追いつくまでには至らない。一方、後方集団はタイムアウトとなり、10周目終了時点でコース上に残るのは23名となった。

残り3周となる11周目の後半、米谷隆志(日本、イナーメ信濃山形)が先頭集団から飛び出して先行。10秒前後の差をつけるが、12周目に入る直前に米谷が捕まると、コントロールラインへの登りでマラル・エルデネ・バトムンフ(モンゴル、トレンガヌ・INC.・ISG・サイクリング・チーム)が加速。この動きにモレ、椿、ニコラス・ディニズ(カナダ、エックススピード・ユナイテッド・コンチネンタル)、ホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(スペイン、マトリックスパワータグ)が追従。さらに今村とバートニクが追いついて7名の集団が先行する。これを追走する動きはなく、勝負は7名に絞られた。

12周目の終盤、7名の中からモレが飛び出し、単独トップで最終周回に入って行く。他の6名は追走し、ほどなくモレに追いつくものの、この動きでアルコレアが遅れる。残り3kmを前に、椿がアタック。しかし足を攣らせて失速してしまう。そして残り1km手前からのディニズがアタック。単独先行のまま残り500mを通過する。しかしフィニッシュに続く登りに差し掛かったところで他の5人が追いつき、最後の力勝負へ。

フィニッシュに先頭で現れたのはモレ。右腕を前に突き出してフィニッシュすると、チームメイトのバトムンフが続き、トレンガヌ・INC.ISG・サイクリング・チームがワン・ツーフィニッシュを達成した。バートニクが3位。最後まで粘った椿が5位となり、日本人最上位となった。

■優勝・ドリュー・モレ コメント
「暑さと厳しコースで、スタートからハードなレースだった。勝ててとても嬉しい。日本のレースはオーガナイズが素晴らしく、気にっている。来年もまたこの大会に出場したい」



■おおいたアーバンクラシック 結果 (150.8km)

1位 ドリュー・モレ(オーストラリア、トレンガヌ・INC.ISG・サイクリング・チーム) 3時間36分31秒
2位 ラル・エルデネ・バトムンフ(モンゴル、トレンガヌ・INC.・ISG・サイクリング・チーム) +0秒
3位 イーヴァン・バートニク(エックススピード・ユナイテッド・コンチネンタル) +3秒
4位 ニコラス・ディニズ(カナダ、エックススピード・ユナイテッド・コンチネンタル) +6秒
5位 椿 大志(日本、キナンサイクリングチーム) +10秒
6位 今村駿介(日本、チームブリヂストンサイクリング) +28秒
7位 山本元喜(日本、キナンサイクリングチーム) +1分21秒
8位 横塚浩平(日本、チーム右京) +1分26秒

昭和電工ドーム前をスタートしていく
公園通りの中心を進む先頭集団
ドリュー・モレが優勝。バトムンフが2位でトレンガヌがワンツーフィニッシュ。